LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇- 各メンバー感想②
ということで残りを。
記憶が薄れないうちに、とはいっても各メンバーの印象的な箇所は鮮明に覚えてる
一番見ているグループのメンバーなので1人1人に対してが長くなると思われるw
スマや研修生見てなかったとかではなくて、今まで1年以上ずっと見てきてそれを踏まえての感想になるだけなのでご容赦を・・・
-追記-
結局娘。メンに対してはシンプルに書けなかった。
前回書いた、「舞台を単純に、見たままの感想」とはならなかった点は申し訳ない。
けど自分のブログだからいいよねw
・小田ベチカ
冒頭のソロ、
「Forget-me-not ~私を忘れないで~」
これで一気にリリウムの世界に引き込まれた。
こんな歌い方を出来るんだな、と。囁く歌い方にゾクゾクした。
おださくの舞台での歌に関してはそこまで期待はしてなかった、というのもここまでの娘。での歌では表現の部分でこの一年大分苦労してたように感じていたから。同じソロパートでも少し期間空けて見るたびに表情や歌い方が変化していて定まっていなかった。
今回の舞台ではその役柄についてかなり研究を重ねたのか、舞台だからこそ普段のライブでは出来ないくらいストーリーに入り込めたのかな。うまい、で終わらない感情の載った歌に仕上がってた
つんく♂の作る歌詞は若いメンバーにはちょっとまだ難しいのかな。変な歌詞だし、末満さんのように直接長いこと指導出来るわけではないのも。だからこそつんく♂が言うように色んな本を読んだり社会を学んで、自分なりに理解できるようになれたら変わるのかな・・・
演技に関して1個難点をつけるとするなら、少し台詞の口調が子供っぽくて、子供の設定だからいいんだけど、自分のイメージするシルベチカからするともう少し抑えた声で喋って欲しかった、くらいか。個人的な趣味の範囲。
・工藤
すごいよね。末満さんが相当な指導をして育てた賜物か。
それだけの指導をする価値を見出されて、それに答える結果を残せるだけの力があったことに少々驚き。
序盤のへたれイケメンと後半の狂気の対比は良かった。ソフィがファルスと名乗ってその世界を作っている、というそれになりきらないとああは出来ないのかなと。
演技に関しては他の方々が散々に語っているので言うべきところはないと思う。
表現は十分出来ている、しかしもう少し歌に伸びが欲しかったかな。それは娘。での歌唱でも課題だと思っている。
ダンス、というか殺陣のシーンで側転するところがあるが、側転はもう少し綺麗に回れて欲しい。体が固いのがよくわかる感じでそこは残念。努力で何とかなる部分だから頑張って。あれではサマにならない。
あとは男性役をやるに当たって、体の芯が無いというか力強さが足りなかったな。百合世界ということでそれをOKとするのも悪くはないが、あくまで男と言う設定なのでもう少し立ち姿や動きに男らしさが欲しかったかな。
・まーちゃん
「ドブネズミの臭いがするぅ~」
ということでマーガレットというブリブリキャラをやりきってはいた。多分本人もやってて楽しかったんじゃないかなという雰囲気。
「プリンセス・マーガレット」
予想してたより凄い良かった。キャラ理解してて恥ずかしげもなくやってたのは好感。ソロイベでまたやって欲しいくらい。
しかしライブでもよくあるが、集中力持たないというか世界を理解しきれてないのか、笑ってはいけないところで笑うのが頂けない。ここは1年以上見てきて本当に少しずつしか改善されてない。でもいつか曲、舞台の世界を理解してコントロールできるようになるはず。
いつかその日が来るのを待つだけ、、とは思うが道重が卒業したらそれは意外と早く訪れるかもね。
全体曲のダンスは少し目に入ったくらい滑らかに踊ってるシーンがあったな、、どこの曲かは忘れた。キレたダンスは苦手のようだけど、綺麗に踊るのは結構良い感じ。
・石田
色々な場面を繋ぐ名脇役、という感じだった。
ツアーに引き続き、歌の成長は目覚しい・・・
昔の不安げな歌唱はどこへいったのか、
「シルベチカなんて知らない!」「秘密の花が綻ぶ」
この2曲での台詞調でコミカルな、どういう心情なのかがわかる色の付いた歌い方は本当に良かった。
下手なりにうまくなったね、っていう目線ではなくて、よく映像なんかで見る舞台役者がやってるような歌を違和感無く、且つ発声も明快に歌っていて素晴らしかった。
前回も書いたかな、舞台はテレビやライブのように歌詞がどこにも文字化されてないので、はっきりと聞き取れるのが大前提だと思うからそこは重要。
多分昔から歌の素養はあったんだろうけど(つんく♂もオデ時に歌に対しても大きな期待を語っていた)、ようやくその力が開花してきたんだなぁと。エンターテイナーとしての力に期待してる。
ダンスは2曲目、「Eli, Eli, Lema Sabachthani? 」
ここでのパワフルに踊るシーンではついつい見入った、鞘師と交互に見てたかな。
20列だったので全員でてくると見分けが付きにくかったのだが、パッと目にとまりよく見ると石田、鞘師という感じ。
やはりこの二人のダンスの引力は頭一つ二つ抜けてる。
石田、鞘師に関してはどこに居ても精神的に「抜く」ことがないからどこに居ても存在感がある。
そういう意味で今回の工藤は強制的に「抜く」ことが許されないポジションに立たされたことで大きな成長があるかもね。
長くなってきたので次に続く...